松江市

【松江】カラコロ工房で「和菓子づくり体験」にチャレンジ!

お茶と和菓子の町として知られる松江市、味わうだけでなく自分で作ることもできるんです。

さまざまなお茶メーカーなどで和菓子づくり体験を行っていますが、今回はいろいろなワークショップを体験できるカラコロ工房でチャレンジしてきました。

1日2回開催の予約制ですが、空きがあれば即日飛び込みでも参加できます。

松江の名店職人さん自らの芸指導

和菓子作り体験教室

和菓子作り体験はカラコロ工房の3階で行います。

工芸菓子

教室の出入り口には、工芸菓子の展示。宍道湖七珍という名物が並んでいますが、器もすべてお菓子でできているそう。えびやしじみなど、本当に騙されそうです!

ちなみに、お茶に合わせる和菓子は上生菓子と呼ばれるもの。生菓子は基本的には「その日に食べきるもの」のことで、上生菓子はその見た目を美しくしたもの。

工芸菓子の展示

意匠をかたどったものが多く、桜餅などの一般名ではなく、和菓子独自の名前が付いていることが多いです。

和菓子づくり体験ではそういった和菓子づくりを体験ができます。

和菓子店彩雲堂の職人さん

カラコロ工房で和菓子作りを指導しておられるのは、松江でも有名な和菓子店彩雲堂の職人さん。

今回は狩野さんにマンツーマンでご指導いただきました。

和菓子の材料

席に座ると目の前には組み立てキットのような和菓子の材料。

作る和菓子

今回作る和菓子は「きんとん」と「練りきり」。時期により種類は異なり、今回(3月上旬)はきんとん「菜の花」、練りきり「すみれ」を作ります。

そして、いよいよ和菓子づくりスタート!

手にのせた和菓子

まずは「すみれ」から。よく生地をこね、白い生地を乗せ伸ばします。

筆者の和菓子
筆者の和菓子
師匠の和菓子
師匠の和菓子

意外に簡単!・・と思いきや、この時点で見た目がすでに師匠とは違っています。

「すぐにできたら修業はいりませんよ」とのお言葉。それはそうですね((+_+))

続いて回す&押しながら餡を包むという作業へ。

すみれの和菓子

なんとか1個完成。すみれというよりは朝顔に見えます。絞りがゆがんでいるんですね‥そして強すぎるような気もします。

菜の花

続いて「菜の花」。

ざるでこしている工程

まずは花びらをざるでこします。花の部分がざるを取ったらあら素敵♪

花びら

きれいな花びらができていて感動!・・そしてこの花びらを餡にくっつけていくのですが…。

花びらを餡にくっつける工程

つぶさないように付けるのが一苦労。押すとつぶれる、弱いと取れる。箸でうまくつかない!

「指で押すとか机で転がすのは論外ですよ」

というお声をいただきますが、とってもそうしたくなってしまいます!

完成した和菓子

試行錯誤しながらなんとか完成!絶対にお客さんに出せない代物ですが、自分で作ったものはちょっとかわいい(*´▽`*)

ちなみに、カラコロ工房での体験では、彩雲堂の代表的銘菓「若草」がお土産についてきます(真ん中の和菓子)。

作った和菓子を持って彩雲堂本店に行き、お抹茶と共に頂くこともできますよ。

完成した和菓子

今回はそのまま持ち帰り。せっかくなので、カラコロ工房の机の上で記念写真を撮りました。

お味は・・材料自体は名店に作っていただいているので、とってもおいしい。

‥のですが、ムダに力を入れて作ると、そういった感じが味に出てしまう気もします(-“-)回数を重ねるとバージョンアップできそうです。

お家で和菓子修業もできる

パンフレット

松江に行けないけど和菓子を作ってみたいという人のために、彩雲堂では「おうち生菓子」というかわいい動物の和菓子が作れるキットを販売しています。

ユーチューブでは今回ご指導いただいた狩野さんが作り方も紹介。

Instagramで#彩雲堂、#彩雲堂おうち生菓子など、和菓子づくり体験をアピールできるタグ付けをしておくと、職人さんの温かいダメ出しコメントも頂けるそうです。

せっかくなので、目に留めていただけるよう、いろいろなタグをつけておくといいですね♪

おいしいお抹茶やお菓子、食べるだけでも素敵な時間を味わえますが、自分で作れば、より思い出もパワーアップ。想い出の作り方もたくさん味わえる時代になってきたようです!

松江を訪れたらぜひ和菓子づくりを体験してみてはいかがでしょうか。