6月4日は「虫の日」「虫歯予防デー」などいろいろありますよね。
松江市では語呂合わせで「武者の日」とされ、松江城で毎年さまざまなイベントが開催されています。
今回は武者の日の見どころをまとめました。
国宝指定10周年企画「雲海松江城」

2025年は、松江城が国宝に指定されてからちょうど10周年。そのため、武者の日も例年になくイベントに力が入っています。
2025年の武者の日のイベントは土日2日間の開催で、両日ともイベントや屋台などがメインです。
10周年の特別企画として2025年のみ行われているのが、雲海松江城という映像と音響のコラボ。
本格的に実施されるのは夜ですが、昼も1時間おきに雲海は登場します。

近年の酷暑にミストは目にも体にも優しいですね。ただし意外に流れる時間が短いため、ミストが流れ出したときに、すぐ天守閣に駆け上がってお城を見物!
というのは、時間的に無理。その場で見られる景色や涼を楽しみましょう。
武術を楽しむ

武者といえば侍(さむらい)。城内には多くのお侍さんがおられ、入り口では写真撮影も行われていました。

またお侍さんではありませんが、同じくお城の入り口には観光案内人の方も多数。目ではなく耳でも「武」を体感したい場合におすすめです。
そんなお侍さんたちが行っているイベントがいくつかあり、定番ともいえるのが事前予約制の「武者ウオッチ」。

あらかじめ決められた何人かのお侍さんを探し出してデジカメで撮影、コンプリートすると景品がもらえるというもの。
最後の1人と景品がシークレットになっているところがミソです。見つけたお侍さんがヒントをくれたり・・するのかどうかは謎です。

また大手前馬溜では、SASSEN(サッセン)というデジタルチャンバラの体験会も行われていました。
スマホと連動した剣を使い、判定はスマホがしてくれるというもの。簡単かつ平和に楽しめる剣術ですね。

本格的なものを楽しみたい人には、二の丸にある松江神社境内で行われていた古武術演武がおすすめ。

暑さの中、手振れなくそろって刀を振り下ろす姿は、まさに武士。サッセンのように判定を楽しむのもよし、古武術のように形の美しさを楽しむもよし。
剣術にはいろいろな魅力がありますね。
またこの日は日本刀スペシャル体験もあり、こちらは刀そのものの魅力が楽しめそう。天守閣を見ながら、平和に刀や武術を楽しむのって素敵ですね。
新緑の景色をおいしいものと一緒に

武者の日では、「おきつね縁日」という普段はお目にかからない縁日も催されています。
1日目は松江城、2日目は塩見縄手と場所を変えての開催。焼きたてパンや、新鮮な野菜、かき氷など、たくさんの屋台が並んでいました。

狐のお面も雰囲気がぴったり。
2025年秋には小泉八雲の妻セツを題材にしたNHK朝の連続ドラマも始まるため、狐のお面などはよい記念のおみやげになるかもしれません。

さて、新緑の季節といえば多かれ少なかれ、何か飲みたい食べたいとなるもの。今回はとても暑かったため、「彩玉サイダー」というものをいただくことに。
カラフルな球体入りのサイダーがとってもきれい!

この球体は何なのか?というと、くだものを芯にした氷。
ですが溶けてくるとぷるぷるゼリーの食感になり、じゃり→ぷにゅを同時に楽しみつつ涼むこともできる、暑い日にとても嬉し楽しいドリンク!

このまま塩見縄手をそぞろ歩きして松江城に向かうもよし、座って一服するもよし。筆者は日差しを避けて屋根のベンチで一服。涼しげに進む堀川遊覧船を眺めていました。
国宝松江城は普段は悠然と佇む姿が美しいですが、時に自然に彩られ、またさまざまなイベントに彩られ、いろいろな顔を見せてくれます。
あなただけの顔をお土産にしてくださいね。