松江市といえば出雲そば。国宝・松江城の周辺には、城下町の風情を感じながら味わえるそばの名店が点在しており、観光の合間の食事にもぴったり。

なかでも今回ご紹介する「そば処玄」は隠れ家的なそば屋さん。落ち着いた雰囲気で、女性のひとり旅でも安心して立ち寄れる一軒です。

観光ついでに立ち寄れる

そば処玄があるのはカラコロ工房の裏手。京店商店街にも近く、ゆっくり買い物や松江城周辺の散策を楽しんだあと、もしくはその前におそばを楽しめます。

お店の場所は小道の奥なのでちょっとわかりにくいですが、誘導するかのようにちゃんとのぼりが立っているので安心です。

ちなみに、そば処玄に限らずそば屋さんはある程度作る量が決まっており、その量に達してしまうと営業時間中であっても強制終了になります。

筆者も一度目は「完売」の憂き目に遭い、出直すことに。訪れたのは年の瀬で、年越しそばが目当て。

団体様などが入ると一気に「玉切れ」が起きてしまうそうで、特に平日は多くを用意していないので要注意とのことでした。

こういったことを避けるには

  1. 早い時間帯に行く。そば処玄の場合、12時前であれば基本的に大丈夫とのこと。
  2. 予約する。予定をきちんと組める場合、これが確実ですね。

筆者は1を選択、11時台に年越しそばをいただくことにしました。

庭園を見ながらいただくおそば

店内は和の雰囲気を感じながらもテーブル席(カウンター席もあり)が中心で、カジュアルな雰囲気。

小さな庭園があり、庭園を見ながらおそばをいただける席もあります。周りはカラコロ工房や人工的な建造物ばかりなので何だか不思議な気持ち。

写真を撮ると背後にビルが見え隠れ。途中からは傘をセッティングしてもらえ、より素敵な雰囲気になりました。

平日の早い時間帯だと空いていてお客さんがほとんどおらず席が選び放題。庭園を見ながらおそばをいただくなら平日の早い時間帯がおすすめです!

おそばのメニューは「割子そば」と「釜揚げそば」の2種類。

割子はおそばが朱塗りの器に入っており、つゆをかけていただくもの=冷たい系。釜揚げそばはそば湯の中におそばが入っているもの=あったかい系、です。

今回は年の瀬にしてはかなり気温が高めで、釜揚げそばの山かけ・冷を注文。

釜揚げからあったか汁をぬいたもの、つまり丼という見た目は釜揚げですが、割子(ざるそば)とほぼ同じです。

まずは出雲そばらしい風味を薬味なしで味わいます。濃く力強いイメージがある出雲そばですが、クセが少なく食べやすいおそばです。

冷そばなので、つるつるっと手繰りながら、のどに吸い込まれていく感覚も魅力。

続いて、ねぎ、海苔、わさびを足していただきます。

最後はそば湯。そば処玄のそば湯はどことなく甘やかで飲みやすく、内側から元気とキレイをチャージできました。

そば処玄は、松江城観光の途中にふらりと立ち寄れる、やさしい時間が流れるそば屋さん。静かで落ち着いた店内と、丁寧に打たれた香り高いそばは、ひとり旅の食事にもぴったり。

観光で少し歩き疲れたときや、松江らしい食文化をゆっくり味わいたいときに、そっと寄り添ってくれる存在です。松江ひとり旅の思い出に、ぜひ一杯のそばを加えてみてください。