松江城近くの塩見縄手と呼ばれる通りに、明治の文豪「小泉八雲」の記念館があります。松江には教員として赴任し、今でも市民にはとても親しまれている人物です。
小泉八雲記念館には八雲ゆかりの展示品のほか、ライブラリーコーナーや、多目的スペースなどがあり、八雲の多面性と開かれた精神(オープン・マインド)の航跡を知ることができます。
今回は小泉八雲記念館の展示品や見どころをまとめました。
立派な門と庭園
こちらは入り口。とても立派な門構えです。
入り口をくぐるとお屋敷があります。掲げてある人物が小泉八雲です。
庭園も手入れされていて素敵。写真中央に写っているのは小泉八雲の遺髪塔(遺髪を納めている塔)です。
記念館の中は現代的
中に入ると、そこは現代的な博物館!
本来館内は撮影禁止です。特別に許可をいただいて撮影・掲載しています。
展示室はホログラムの世界。いきなり怪談の世界の巻き添えを食う。おもしろいのは何となく洋風な点。オシャレ怖い、という空気。
展示室が左右に分かれていますが、左側から回ります。
足元には地名がありました。八雲の住んでいた場所ですね。八雲はアイルランドやフランス、アメリカなど各国を放浪していたそう。館内が暗いので、タイムスリップしたような気持ちになります。
上も見逃してはいけません。
中央に戻り右手を見ると、こっちは少し趣が違います。松江での生活風景。また違う世界に入り込めそうです。
どちらにも共通するのは「ユニークな物体」がたくさんあること。定番の昔のアイテムというより、不思議かわいいアイテムが出てきます。レトロアイテム好きにはおすすめですよ。
続いては2階へ。
2階はライブラリーコーナー
2階はライブラリーコーナー(図書館)になっています。八雲関係の本のみですが、広くておしゃれ。
イスの高さと色が微妙に違うのが素敵。
しかもパソコン完備。こういう部屋で仕事したいなぁ、とうっとりしてしまいますね。
おしゃれな文具がそろうミュージアムショップ
エントランスには映像フロアとミュージアムショップがあります。
ミュージアムショップには、カリグラフィー&フォトのコラボハガキなど文具がずらりと並んでいます。おみやげにいかがでしょう?
異次元空間を楽しんで外に出ると、そこは江戸情緒あふれる松江。何だか不思議な時間を過ごせる場所、それが小泉八雲記念館です。ぜひ松江城と一緒に訪れてみてください。
- 料金:400円
- 営業時間:8:30~18:30(4/1~9/30)、8:30~17:00(10/1~3/31)
- 定休日:年中無休
- アクセス:JR松江駅からぐるっと松江レイクラインバスで約15分、「小泉八雲記念館前」下車
- Web:https://www.hearn-museum-matsue.jp/