旅の楽しみといえば町歩き。名店からきれいな景色、掘り出し物までいろいろなものに出逢えるのが醍醐味です。
松江市では京店商店街が町歩きにぴったりな場所。JR松江駅と松江城を結ぶ松江大橋のすぐ北側にあり、石畳の道路が続く落ち着きのある商店街です。
飲食店のほか、地域の人に愛されている個人商店などもあり、観光地でありながら等身大の松江市の空気を味わえます。
なかでも松江大橋寄りの場所にある「民芸の店鷦(ささき)」はぜひ立ち寄りたいお店。
中に入ると雑貨や洋服などたくさんの商品が並んでいます。
アクセサリーや食器類、
ポストカードや、かごなどバラエティー豊か。
ポストカードはショップ限定で、見たことのない小泉八雲のポストカードを買ってしまいました。
奥に進むと商品がよりユニークに。
イランのガラスやマリア様の肖像画、
懐かしのカレールー入れなど、ここで買わなくては絶対に探し出せないものがいろいろ。ピーンときたら買っておくといいラインナップがそろっています。
不思議な空気で味わうお抹茶
お店の一番奥には民芸茶房を併設。ここだけ見ると和風の飲食店といった佇まい。
床は木製のブロックをはめたようになっており、歩くとコトコトと揺れます。
その上をお店の方が下駄ばきでカラコロという音を立てて歩いていき、さながら令和の怪談のような雰囲気。
いろりや天井の梁など、いろいろなしつらえも楽しい空間です。
ここでひと休みとメニューを拝見。出雲そばを始め、かなりお食事メニューも充実しています。かつ丼などもあるので、定食っぽいものを食べたいときにもぴったり。
ドリンク類もいろいろありますが、今回は抹茶セットをいただくことに。
テーブル席にはきな粉あめやそばかりんといった「おやつ」がたくさん。そばかりんを一口いただくと、素朴でおいしい味わい。
カウンターでゆっくりしているとお抹茶がきました。わらびもちがついています。
民芸の店鷦は創業昭和34年ということで、空気が昭和っぽい感じ。江戸時代から続くお抹茶を昭和の松江市の空気でいただく不思議な感覚。
松江市の昭和の顔を見たような気分を味わえる、そんな京店商店街のお店です。休憩もできるのでぜひ立ち寄ってみてください。
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:なし
- アクセス:R松江駅からぐるっと松江レイクラインバス「大橋北詰」下車、徒歩2分
- URL:http://www2.crosstalk.or.jp/mingei-sasaki/index.html