松江市

【松江】見て・作って楽しめる雑貨屋さん「ハナユイ」でつまみ細工体験

旅先で素敵な雑貨屋さんに出逢うと、帰ってからもまたそこに行きたくなったりしちゃうもの。ワークショップを体験すると、その思いはさらに色濃いものになります。

松江市でそんな体験ができるのが、武家屋敷のお隣にあるハナユイです。

店内には「かわいい」がいっぱい

松江城下に広がる白壁が美しい塩見縄手。江戸時代の松江市の面影を残したこの通りに武家屋敷があります。

元々お城に近いこの場所は上級武士の屋敷が並ぶ場所でしたが、令和の今は1か所だけお屋敷が復元されているんです。

そんなお屋敷の敷地に隣接しているのがハナユイ。

ハナユイのあるspace濠々は飲食できた時期もありますが、現在は松江の作家さんが作った商品などが並ぶショップになっています。

中に入ると乙女心をくすぐるかわいい雑貨やアクセサリーがいっぱい(*´▽`*)

出雲の地に根づく縁結びにちなんだものもたくさんそろっています。人気商品だといううさぎは2023年の干支でもあり、より思い出深いお土産になりそう。

お店の中ほどには「まつえドロップス」と書かれた札があり、地元の作家さんが松江をイメージして作ったものがバラエティー豊かに並んでいます。

松江らしさの距離感も作品によってさまざま。

松江らしさを優先するのか、かわいいものを買うか見ているだけで飽きない商品たちは選ぶとなるとさらに大変。嬉しい悲鳴が広がる空間です。

ワークショップ「つまみ細工」体験

ハナユイでは、布を折りたたんで作る伝統工芸手法「つまみ細工」も体験できます。空きがあれば予約なしで体験OK。ストラップヤ髪飾りなどを作れます。

今回は椿のストラップ作りに挑戦しました。

まずは布選びから。カラフルな布がギッシリ入った布を見ているだけで、何だか楽しくなってきちゃいます(*´▽`*)

この中からしっかりと先を見据え、椿の花びらになる部分の布を6枚ほど選ばなくてはなりません。

花びらは内側、外側と重ね合ってできているので、完成をイメージしながら布をチョイス。

悩んだ末に明るめの色合いに決めました。冬の終わりに咲く桃色の乙女椿をイメージ。春を迎える明るさをイメージしてみました。

そして選んだ布を重ねて貼っていきます。この順番も大事。また重ね方により表に出る色の量も違ってくるので、なかなか難しい。

でも外してはいけないコツはお店の方が修正してくださるので大丈夫。

凡ミスを重ねながら無事内側と外側の花びらができあがり!

次に軸になる発砲スチロールに花びらを貼り付けていきます。間違ってはいけないとおっかなびっくりの作業ですが、ここで大事なのは布をしっかり引っ張ること。

中心を合わせてしっかり引っ張る作業は意外に難しいですが、ここでもお店の方のフォローがあるので大丈夫!

接着ボンドを薄くっければいいため、修正も簡単です。

色合いの組み合わせに悩む作業も終わりに近づき、最後は葉っぱ選び。ポップな感じの花にはやっぱりポップな緑・・いや意外にシックな色も合うような、いっそ青系?

向きや接着の仕方などもあり、ここでもまた悩みます。

葉っぱを付けたら裏側に抑え布を貼りストラップの位置決め。どこを上にしたいか、最後まで選択に悩みます。

そして完成!所要時間は約30分ほど。中心が濃く外側が明るいポップな椿ができました(右は見本)。

おもしろい配色になりましたが、本物にはないポップな椿です(*´▽`*)まさに自分だけの椿、愛着もひとしお。

春が恋しかったんだなあと、後々思い出しそう。カワイイものって見た目だけではなく、ストーリーがあると、よりかわいさが増していくような気がしますね。

旅の思い出は一生懸命写真に収めたりなど、いろいろな方法でとっておけますが、ワークショップの作品にしておくというのも1つの方法。

その土地を歩いた自分の気持ちを、いつまでも眺められるのが素敵です。