2023年5月に松江市役所の新庁舎が完成しました。
目玉のひとつが広々したスペースから宍道湖を臨むことのできる、愛称「だんだん(d)テラス」です。
このテラスは土日も開放されており、宍道湖の夕日を眺められるのはもちろん、時折イベントも開かれています。
なかでも注目のイベントが、エコやSDGsをテーマとした「まつえファーマーズマーケット」です。
1階スペースでは、農産物や海産物を中心にたくさんのお店が出店。
島根大学のブースでは、野菜や有機肥料の販売のほか、トマトジュースの試飲も。おいしい体験をたくさんできるのも市場のよいところ。ブースの方との会話も弾みます。
入口にはとっても香りのよいコンポストもあり、自然に作られたものって不快な部分がないのだなあと感心。
県境を越えていい食材を集めた松江オーガニックマルシェ「つなぐ」のブースでは、ローズを使った商品や、お隣広島県の茶葉を使ったほうじ茶などもありました。
きび糖と豆乳を使ったほうじ茶ラテは、とっても優しくいくらでも飲めそうな負担のないおいしさ。
こういう味を体験すると、口に入れるものは心にも身体にも優しいものを選びたいなあという気持ちになります。
考えてみると一生の食事回数って、そんなに多くはない。自由に食事を楽しめるという条件も含めると、おいしく楽しく身体にいい食事をいただくことって本当に大切だなと実感。
松江市ガス局のブースには「古米もおいしく食べきろう!」というコーナーが。白米の丼ご飯を無料で試食できます。
近くには漁港のブースがあり、サザエや白イカ、干物など日本海のおいしい海の幸がたくさん。
みりん干しの試食も行っており、ご飯の上に乗せてもらうと、あっという間に無料の贅沢漁港メシが完成!
さらに隣には奥出雲「たなべの森の鶏舎」でとれる芳醇な放牧卵を1個100円で販売。贅沢な卵かけご飯も食べられます。
飲食は広々とした開放感のある2階のテラス席で。日当たりが良すぎてまぶしい、暑いといったときは屋根のある場所もあります。
今回はテーブルを独り占めしてレイクビュー。宍道湖を見渡すことができます。
2階の東側エリアではワークショップが行われており、しじみのアクセサリーやサンドブラストのガラス食器の販売もありました。
ヘアピンは何と100円、本来捨てるものであることを考えればそうかも、ですが、かわいさとオリジナリティーを考えると、お買い得!
また、この場所からは北側に松江城を見ることができます。このアングルの松江城はかなりレア。
市役所というと地元の人以外ほぼ無縁な場所ですが、松江市役所は建て替えを機に観光要素を取り入れた造りに。そしてイベントという楽しみも追加されています。
旅に出て楽しい場所は、等身大の姿が直に分かるその土地のスーパーマーケットと言いますが、市役所や地元密着イベントを探してみると、さらに一歩進んだ「等身大」を味わうチャンスが見つかるかもしれませんよ。
- 開放時刻:7:30~21:00
- アクセス:JR松江駅からぐるっと松江レイクラインバス「千鳥南公園」下車、徒歩3分
- Web:https://www.city.matsue.lg.jp/soshikikarasagasu…