松江市

【松江】初夏の松江城で「なんじゃもんじゃ」と「ツツジ」を楽しもう

初夏は植物の見応えがグンと増し、新緑や花々がまぶしい季節。

なかでも国宝松江城がある、松江城山公園はたくさんの植物に恵まれ、見応えたっぷり。

今回はそんな初夏の松江城山公園で楽しめる植物をご紹介します。

色とりどりのツツジがお迎え

大手門近くのツツジ

松江城山公園でまず目を引くのが、色とりどりのツツジ。ピンクや白の鮮やかさが気分を盛り立てます。

松江城周辺でツツジがきれいなエリアはおもに3か所。

まず1つ目が松江城の正門である大手門を入り、国宝松江城天守へと向かう道のりで見られるもの。

樹齢350年のクスノキ

階段の右手には、何と樹齢350年のクスノキも。圧巻の大きさに築城400年超えの歴史を感じます。

色とりどりのツツジ

大手門前の階段を通り、二の丸に着くと、そこでは色とりどりのツツジがお出向え。

フォトスポット的な場所がありますが、実は背後はトイレだったりするので、分からないように撮るといいですね。

興雲閣とツツジ

二の丸には松江神社や興雲閣といった見どころもあり、ツツジもきれいに並んでいます。

二の丸は櫓の中央に芝生が広がる気持ちのいい場所、本丸に行く前にちょっと休憩もよいですね。

松江城とツツジ

そして天守閣に上がる道から逸れた場所にもツツジがあります。この場所から天守を見上げるのもまた新鮮。

本丸

ちなみに天守のある本丸にも同じような位置、お城の東側にツツジが植えられています。あまり見かけないちょっと変わったアングルがいいですね!

ツツジ

2か所目は松江城のちょうど裏側にあたる椿谷公園。

白い花

名前のとおり広々とした公園になっており、ツツジ以外にも梅や椿などさまざまな植物が咲いています。

やぶ椿

冬~春に見頃を迎える椿ですが、5月でも赤い椿を見ることもできますよ。椿の花は意外と長いんですね。

ツツジ

そして3か所目はお堀周辺。松江歴史館正面から松江城内に入る惣門橋付近は見所スポット。

城山稲荷神社に向かう道でもあるのでお散歩をするといいかも。

あやめ

お堀周辺の堀端では、ツツジのほか、あやめや藤も5月に見頃を迎えます。

ピンク色の花

水辺にキレイに咲く花たちは、堀川遊覧船から見ると視線が低く近くで見られるのでおすすめ。

お堀の水面がキラキラとまぶしく船に乗るにはぴったりの季節です。

まるで雪のような「なんじゃもんじゃ」

なんじゃもんじゃ

松江城山公園には、5月の1週間ほどしか見られないとてもレアな花もあるんです。

それが「なんじゃもんじゃ」。

あまり植物の名前には聞こえませんが、正式名称は「ヒトツバタゴ」という樹木。

なぜ、こういう名前になっているのかは一目瞭然。見た目一発「何じゃこりゃ!」となりますね。

というわけで、俗称「なんじゃもんじゃ」の木として知られることになったようです。

案内板

名称由来は諸説あるようですが、松江城のなんじゃもんじゃは、俗称で呼ばれており、正式名称は忘れられております。

なんじゃもんじゃは、おもに岐阜、愛知、そして長崎にのみ分布する植物と言われています。ではなぜ松江城内に立派な木が複数あるのか。

それは、なんじゃもんじゃの生息地である中国大陸から昭和15年に持ち帰った人がいるから。

つまり、元々あったわけではなく、意図的に植えられたものなんですね。

なんじゃもんじゃのきょもく

松江城のなんじゃもんじゃの見どころは3か所。まず天守に上がる大手前階段の右側に巨木が生えています。

城山の外側から見てもわかる白い色は、松江城正門をくぐり、階段の方へ向かうとすぐに見つかります。

松江城となんじゃもんじゃ

お城と一緒に写真を撮ろうとすると、お城が隠れてしまいそうな巨木。

なんじゃもんじゃ

実はこのなんじゃもんじゃはモクセイ科、香りのよい花として知られるきんもくせいと同じ種類なんです。

そのため、近くに行くとほのかに香りが漂います。

満開のなんじゃもんじゃ

満開のときのなんじゃもんじゃは、まさに松江城に積もる「夏の雪」。

青空に映える花びら

青空に白い花びらがとっても映えます。花びらがとても細いので、顔に触れる部分はとてもくすぐったい感じ。

また散り際も雪が舞うような美しさを見せるのです。なんじゃもんじゃの正式名称はラテン語で「雪の花」。

近くで見ても、遠くで見ても美しく楽しい、それがなんじゃもんじゃです。

椿谷公園のなんじゃもんじゃ

2か所目の見どころは椿谷公園。ここにも巨木が咲いています。松江城正面とは違い、緑の新緑に囲まれたなんじゃもんじゃ。

ツツジとなんじゃもんじゃ

緑と白のコントラストが美しく、ツツジとのコラボも見られます。

お堀端のなんじゃもんじゃ

そして、3か所目は椿谷公園の対岸にあるお堀端。これは元々松江城内に植えられていた木を植樹したもの。

植えられたのが平成11年と比較的最近であるため、城内にある木と比べると、ずっと小ぶりです。

松江城でのお花見といえば、桜を連想しますが、なんじゃもんじゃは、よそではなかなかお目にかかれない花。

また城内という広い敷地で育っているため、木が大きく迫力も美しさも国宝級!

5月に松江を訪れたときには、幸運の「雪の花」を見ることができるかもしれませんよ。

2020年5月現在、新型コロナウイルス流行のため、島根県では県外からの観光を自粛しています。ぜひ来年に訪れてくださいね。