国宝松江城の内堀沿いにある塩見縄手は、お屋敷や観光施設が並ぶエリア。
おみやげ屋さんや食事処もあり、お店の特徴を知っておくと、より松江城周辺を楽しむことができるんです。
今回はそんな塩見縄手にある、おみやげと和スイーツのお店をご紹介します。
塩見縄手の終点、小泉八雲記念館前に建つのが「ぐらへるん」。
おみやげを買えるだけでなく、イートインコーナーもあり、休憩にもおすすめのスポットです。
オリジナルから定番品まで何でも揃う
店内に入ると、明るく開放的な空間が広がります。
まず目をひくのがカラフルな包装のかりんとうとおせんべい。どちらもぐらへるんオリジナルパッケージの商品です。
店名の「へるん」は小泉八雲の本名。その八雲の怪談にちなんだ「雪女」などのデザインになっているんですね。怪談とはいえ、何だか絵はキュート。
中身も数種類あるので、個別のおみやげにするのにもぴったり。どの柄と味が友人に似合うかなんて考えてみるのも楽しいです。
こちらはぐらへるん限定の「へるんだんご」というお菓子。
見た目はきびだんごに似ていますが、きびだんごの癖を抜いたような、さっぱりとした味わいが特徴です。
島根県産のもち米と松江産の緑茶を使用しているので、ありきたりのお菓子ではつまらないけど、島根ならではのおみやげが欲しいなんてときには、ピッタリ。
オリジナルなお菓子以外にも、定番のクッキーや和菓子もかなり数が揃っています。
なかでもびっくりなのは、直径30cm近い「せんべい」。いわゆるエビせんべいっぽいもので、せんべいに直接キャラクターが印刷されています。
もちろん安全に食べられるとのこと。割れないように持ち帰れたら、ウケ狙いには良さそうです。
お菓子だけではなく、そばや漬物、島根県産の藻塩など食材の定番も豊富で、いろいろな種類があります。
お店から発送もできるので、お気に入り食材を見つけたら、がっつり買い込むのもアリ。
ただ、たくさんの種類があるので、味・素材・おもしろさのどこにこだわるのかが悩みどころですね。
雑貨やコスメも目移りする品揃い
ぐらへるんではお菓子や食材以外にも、グッズ、アクセやコスメなど雑貨も充実しています。
まず目を引くのは、勾玉。勾玉はしずくのような独特の形をした出雲の特産品。古事記にも出てくるもので、最近では即位の礼に伴い、3種の神器として取り上げられました。
また出雲地方では、めのうも取れることから、魔除けとして知られる勾玉がお土産として定着しているんです。
もちろんおみやげになっているのは、高価なめのうばかりではなく、安くてきれいな石も勢ぞろい。きれでかわいいお守りとして人気があるんです。
自分で作るキットもあります。帰ってからの楽しみが増えるだけでなく、より魔除け効果が高くなりそうですね。
美肌の湯として知られる玉造温泉のお湯を使用したご当地コスメ「姫ラボ」のスキンケアアイテムもあります。
玉造温泉に行きそびれた人でも、玉造の持つ美肌効果を家で味わうことができますよ。
お茶の香りが香ばしい絶品のほうじ茶ソフト
ぐらへるんの奥には和のスイーツコーナーと、開放感のあるイートインスペースが設けられています。
和のスイーツコーナーには、お団子のほかにブッセやくず湯(持ち帰りも可能)など、ちょっとユニークなスイーツがズラリ。
なかでもおすすめなのが「ほうじ茶ソフト」。松江ではおそらくぐらへるんでしか食べられない人気のソフトクリームです。
一口食べると、焙じたお茶の香りが香ばしいクリームが口いっぱいに広がります。意外にも油分は少ない感じ。
店員さんによると、ほうじ茶とバニラソフトを絶妙なバランスで組み合わせているとのこと。
甘さや油分が控えめなので、スイーツが苦手な人にも好評なのだそうです。
ちなみに、本格的な和菓子はお隣「塩見茶屋」さんに置かれています。
経営者は同じとのことで、頼めばお隣から持ってきてもらえたりするよう。
コンサバなショップと見せかけて、おもしろい店舗限定商品が時々登場するぐらへるん。
いろいろなお土産を買い込むのもよし、レア商品を探すのもよし。松江の思い出を探すには絶好の場所といえそうです。
- 営業時間:9:00~17:00(変動あり)
- 定休日:なし(年中無休)
- アクセス:JR松江駅からぐるっと松江レイクラインバス 「小泉八雲記念館前」下車