和のイメージが強い松江市は、和菓子や和食のおいしいお店がたくさんそろっています。
なかでも松江市京店商店街にある月ケ瀬は、おいしいお団子が食べられる人気の甘味喫茶です。
季節感満載のお団子がいっぱい!
お団子というと、スーパーなどでも気軽に買えるカジュアルなイメージ。作法や選び方などの知識がなくても気軽に買えるのが魅力です。
しかし、月ケ瀬のお団子は違う意味でハードルが高い!
定番メニューとは別に、トマトやぶどうなどおよそ団子のイメージとはかけ離れた季節のお団子がたくさんあるんです。
お団子は奥出雲仁多米(コシヒカリ)を100%使用。お団子のみの購入ならテイクアウトも可能です。
店内は奥に長く、テーブル席とお座敷席があります。
お盆前の8月上旬はとっても混雑。帰省した地元の方たちや観光の方たちで狭い店内はごった返していました。みなさんに愛されているお店だというのがよく分かります。
テーブル席に通され、煎茶セットを注文。お団子を2本選ぶことができるので、1つは定番、1つは季節ものをチョイス。
季節モノは見た目が楽しそうなトマトが売り切れということでブドウに。定番ものは不昧公にしました。
お団子にお目当ての種類があったり、品ぞろえを楽しみたいときは早い時刻に訪れた方がいいですね。
お団子を頂く前に煎茶を入れます。テーブルに「煎茶のおいしい淹れ方ガイド」があるので初めてでも大丈夫。
まず茶筒の中に入っているお茶の葉を急須に入れます。元々1回分の茶葉が茶筒に入っているので全部投入。
次に水差しの水を湯さましに入れます。そう、煎茶はあまり高温で入れてはいけないんです。
湯さましがあると安心ですね。そして次に大事なことは急須に入れたお湯を出し切ること。
意外に外で煎茶を淹れることもなければ、きちんとした淹れ方を学ぶ機会もないのでなかなか勉強になります。
無事煎茶を淹れ、まず一服。うんおいしい!自分万歳と思っちゃいますが、ここまでセッティングしてくれたお店の方万歳ですね(^-^;
次にお団子をいただくことに。2本とも絞り柄がとってもキュート、洋菓子みたいです。
ブドウはとっても酸味が効いていて、ひんやりした夏らしいお味。不昧公は想像通りの苦みですが、お茶ではなくよもぎのような味わいにも感じます。
お団子というと甘くて熱々なイメージがありますが、まったくの逆。お団子も冷やしスイーツのセンターになるものなんですね。
どちらのお団子もべったりした甘味はなし。暑い夏にはさっぱりした煎茶セットです。
2本という量も重すぎず軽すぎずでいい塩梅でした。
自家製和風ラーメンも人気!
月ケ瀬でお団子以外にも和風ラーメンが人気です。種類も豊富であごだしやしじみ、岩のりのほか、暑い日にぴったりの冷やしつけ麺もあります。
ちょっとお腹すいたななんてときに、ラーメンは万能メニュー。名物でおいしいとなれば嬉しさも倍増です。
しじみのインスタントラーメンもあるのでお土産にもおすすめ。
夏に食べたいかき氷はシロップもすべて手作り。マンゴー、いちご、抹茶などどれもおいしそう(*´▽`*)
ちなみに、月ケ瀬の人気の1つが「お団子バイキング」だったのですが、今は無期延期とのこと。
しかし、お団子の幅の広さは変わりません。ぶらり京店商店街、おいしいお団子やラーメンに出逢うという選択肢はいかがでしょうか。