松江市

【松江】名工の和菓子も味わえる「松江歴史館」で歴史や文化を学ぼう

松江歴史館

国宝松江城とその周辺には、江戸時代から続く伝統的な建物や風習、食べ物がたくさんあります。なかでも松江の魅力を知ることができるのが「松江歴史館」。

松江城や城下町を見る前に、また見てから勉強しておくと、より松江の魅力がわかりやすくなります。歴史と文化を学んだ後は併設の喫茶室で和菓子に舌鼓もおすすめ。

今回はそんな松江歴史館の見どころをたっぷりとご紹介します。

市指定文化財の松江藩家老朝日家長屋

松江歴史館の入り口

中に入ると広い敷地、奥にあるのが松江歴史館の入り口です。

朝日家長屋

その反対側のさらに奥にあるのが「松江藩家老朝日家長屋」。天保年間(1830~44年)当時の間取りが復原された建物です。

朝日家長屋の内部

中は自由見学できるようになっており、講座やイベントが開催されていることも。訪れた日は隣にある鳥取県立短大主催の倉吉絣展を開催していました。

松江城

ちなみに、松江藩家老朝日家長屋へ続く庭からは松江城がきれいに見えるのでお見逃しなく。

城下町「松江」の文化と歴史を学べる展示室

展示室

松江歴史館には、基本展示室と企画展示室があります。企画展示は松江にゆかりのある企画が多く、撮影不可。基本展示室は撮影フリー(一部、不可と書かれている展示品もあるので要注意)です。

レゴでできた松江城

基本展示室の前には、レゴでできた松江城があるので要チェック。

展示品

中へ入ると、江戸時代の松江藩の様子や貴重な骨とう品など松江の歴史が分かる品々が展示されています。

展示品

藩の財政どん底状態の帳面なども展示。江戸時代というと、時代劇のイメージが強いですが、実際は武士という役人がそろばんをはじいて必死に…というのは、今の役所と同じですね。

松江市のジオラマ

反対側には、現在の松江市が立体でわかるジオラマ展示があります。ボタンを押すと特定のエリアが光る仕組みです。

周りには松江城下の変遷がわかる展示もあり、広い宍道湖(大橋川)をはさみ、お堀が流れるという立地条件は400年来変わっていない、ということがよく分かるようになっています。

松江の産業や食に関する展示

奥へ進むと、松江の産業や食など、今の松江市の文化にも通じる展示の数々。

小泉八雲が見た松江

その後ろには、「小泉八雲が見た松江」がテーマの展示コーナー。

ソファー

ソファでくつろぎながら、ランダムに切り替わる真上の写真を鑑賞できるようになっています。

地層

一角にはリアルな地層がのぞけるコーナーも。江戸時代初期の面もありとっても貴重なので、ぜひのぞいてみてくださいね。

展示室では、時々市民ボランティアさんが現れ、いろいろな補足説明をしてくれます。

この日はひとり旅女子がボランティアさん(高齢男性)に「なぜ、松江の和菓子はおいしいんですか?」という難問をぶつけていました。

この答えは「喫茶室にいる職人さんに訊いてください」とのことでした(笑)。

名工の味を堪能できる喫茶「きはる」

和菓子セット

松江歴史館に併設された喫茶室「きはる」では、日本庭園を眺めながら、現代の名工にも選ばれた和菓子職人「伊丹二夫」氏の作り立て和菓子を頂けます(写真は和菓子と抹茶のセット)。

大広間

座席はテーブル席と日本庭園を望む大広間(お座敷)があり、大広間は喫茶に関係なく自由に利用できるようになっています。

庭園と松江城

庭園越しには松江城天守も見えますよ。

菓子バー

きはるでは、伊丹二夫氏が和菓子を作っている様子を実際に見ることもできます。

和菓子セットを注文すると、カウンターに並べられた和菓子の中から好きなものを選ぶことが可能です。練り切りの種類は、季節により変わるものから定番までいろいろ。

悩みながら名工とお話。気さくな方でいろいろなお話をしてくださいますので、お菓子のことから松江のことまで何でも訊いてみてくださいね。

営業時間:9:00~17:00(ラストオーダー/16:30)

オリジナルグッズが買えるミュージアムショップ「縁雫」

縁雫

松江歴史館にはお土産屋さんも併設されています。お店の名は「縁雫(えにしずく)」。雨の多い松江らしい店名です。

縁雫では、オリジナルブランド「えにしずく」関連グッズをはじめ、かわいい小物やお菓子、お茶が充実。

大入りのものはあまりないため、自分用、誰かへのお土産用にぴったり。松江市章「椿」グッズもおすすめです。

抹茶茶碗

渋い抹茶茶碗もあります。ちょっとお高めですが、自分で簡単にお茶を点てられるお点前セットもありますよ(6,300円)。

松江市では毎年梅雨の時期に「縁雫キャンペーン」をやっており、雨が降ると入館料やお土産代が安くなる、特典がもらえるなどのサービスがあります。

6月辺りに松江を訪問する際は要チェックです!

隠れた茶室や資料室も見逃すな!

伝利休茶室

建物の奥には「伝利休茶室」という400年前の茶室を再現した部屋があります。茶室は立ち入り禁止(見学は自由)ですが、イベントなどでは、ここでお茶を飲めることもあるようです。

踏み石

茶室へ行くまでは踏み石の上を歩くようになっていて、ここからも日本庭園が見学できます。

資料室

また、入り口を受付と反対の左側に行くと、パソコンを備えた資料室もあります。

資料室

松江市内のマップや時刻表、観光パンフレットもあるので、ゆっくりと観光計画を練るのにはピッタリの場所。雨が降っても広い畳の館内でゆっくり過ごすことができます。

濡れ縁

また、松江歴史館の舞台(濡れ縁)では、居合切りや鉄砲演舞などのイベントも定期的に行われています。

武者行列

訪れた日は武者行列が出発していきました。特に土日祝日は、庭や館内でもイベントがあることが多いので、チェックしておくとより楽しめますよ。

松江歴史館は靴を脱ぐことが多いので、ブーツなど脱ぎ履きに面倒な靴は避けた方が◎。またフットカバーや靴下などがある方が安心。

松江歴史館・長屋いずれも畳の感触が気持ちよい場所なので、素足でも抵抗がない場合はそれでもOKです。

松江城天守閣登閣券と基本展示料はセット購入すると930円とお得。また3館(松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷)共通チケットを持っている場合は、基本展示は団体料金適用など各種割引があります。

お得な割引情報:https://www.matsu-reki.jp/waribiki