松江市の主要観光スポットを周遊する「ぐるっと松江レイクラインバス」。
1日乗車券(520円)を購入すれば1日乗り放題になるため、松江観光にはとっても便利なバスです。
このぐるっと松江レイクラインバスに、「夕日鑑賞コース」があることをご存じでしょうか?
今回はぐるっと松江レイクラインバスで宍道湖の美しい夕日を楽しむ、夕日鑑賞コースについてご紹介します。
夕日鑑賞コースとは?
ぐるっと松江レイクラインバスの夕日鑑賞コースは、日没時間に合わせて運行するバス。
夕日公園や県立美術館など、宍道湖畔の夕日スポットにも立ち寄ることができるんです。
季節ごとに日没時間は変わるので、夕日鑑賞コースの時刻表も季節によって異なり、1日2~4本運行しています。
実際に乗ってみました!
今回の乗車は10月。日没が17時40分ということで17時に松江駅を出るレイクラインバスに乗ることにしました。
夕日鑑賞のバスには「夕日鑑賞便」というプレートが付いています。
夕日にジャストなバスということで、すでに結構な混雑。何とか座れましたという感じです。
人気の時間帯だけあって、バスから見える夕暮れ景色がとても美しく、映画「RAILWAYS」でおなじみの一畑電鉄しんじ湖温泉駅もとても趣があります。
この時刻のバスは市内の渋滞に引っかかってしまいがち。運行スピードもゆっくりです。
渋滞する宍道湖大橋から宍道湖に沈む夕日が見えます。思わず歓声が上がる車内。反対側の座席でしたが、しっかり沈みゆく太陽を堪能。
そして、それと同時に「本日の日没時刻は17時40分、渋滞につき県立美術館で降りると夕日を楽しめます」というアナウンスが流れました。
日没時刻や見どころはちゃんとアナウンスしてもらえるんですね。
県立美術館を過ぎると、いよいよ夕日公園。その名の通り宍道湖の美しい夕日を鑑賞できるスポットです。遊歩道やテラスなどが整備され、通称「とるぱ」とも呼ばれています。
バス停は「夕日公園前」と「嫁が島夕日公園」の2か所。実はこの2か所のバス停は道路を挟んで向かい合わせ。
夕日公園前で下車した場合、夕日鑑賞ができる場所へは地下道を通って反対側へ行く必要が。なので、下車するなら嫁が島夕日公園がおすすめです。
ただし、日没時刻に近い場合、乗り降りのロスタイムを作ってしまうため、席が確保できている場合は、そのまま乗っておくのもあり。
仮に進行方向と逆の窓側にいたとしても、バスがUターンするため、必ず窓から夕日がきれいに見える&写真もしっかり撮れるからです。
宍道湖大橋から、夜へと向かう湖と湖畔の景色を見ながら、夕日鑑賞コースも終わりに近づいてきました。
「日本の夕陽百選」にも選ばれた宍道湖の夕日を、ぐるっと松江レイクラインバスの夕日号でぜひ楽しんでみてください。
夕日鑑賞は宍道湖に夕日が沈んでいく過程を鑑賞するもの。
県立美術館や夕日公園で下車して夕日を鑑賞する場合は、日没近くのバスに乗ってしまうと、夕日に間に合わないこともあります。
なので、時間に余裕を持って早めのバスに乗るのがおすすめです(20~30分前には着いておくと安心)。
日没時刻は松江観光協会の夕日指数が役立ちます。日没時刻や夕日が見える度合いが確認でき便利です。