松江市

【松江】11~4月の期間限定!堀川遊覧船のこたつ船で「ぐるっと松江堀川めぐり」

こたつ船

「プロが選ぶ水上観光船30選」に3年連続10位以内に選ばれた堀川遊覧船。

松江城のお膝元であるお堀を約50分かけて一周します。その名も「ぐるっと松江堀川めぐり」です。

今回は、晩秋、冬の声も聞こえ始めた時期に、期間限定で運航されるこたつ船に乗ってきました。

一人で乗るならふれあい広場がおすすめ

遊覧船乗り場

堀川遊覧船の乗り場は、「大手前広場」と「ふれあい広場」の2か所ありますが、今回はしっかり取材写真を撮るため、空いていそうな「ふれあい広場」から乗船。

甲羅のハート

乗船場の建物前には記念撮影スポットや、松江の縁結びスポットもあるので要チェック。夫婦像の前にいる亀さんの甲羅がハート模様になっています。

待合室

建物の中は待合室になっていて、お土産品なども販売。他では見かけない蓑傘(みのがさ)など、珍しいお土産品もありました。

乗船券

乗船券もここで買うことができます。料金は1,500円で1日乗り放題です。切符を買ったときに名前を告げるようになっており、乗船時刻になると呼んでもらえます。

ほっこり和むこたつ船

乗り場

船着き場へ移動すると、こたつ船が並んでいます。

こたつ船

今回乗船するのはこちらのこたつ船。どうやら筆者1人のよう。貸し切り状態というぜいたく。

こたつ

靴を脱ぎこたつに入ると、暑いくらい!中は「たどん」という昔ながらの燃料を使っています。入ると和んでしまうのがこたつです。

いよいよ出発!

ほっこりしながらスタート!…とはいきません。

実は、松江市は水都というだけあり、とても橋の多い街。そしてその橋は船の運航を前提して架けられたものではありません。いきおい船が運航しようと思うと無理が出てきます。

そのため、堀川遊覧船は橋によっては、屋根を極端に下げ、乗客も思いっきりかがまなければいけないんです。

まず、屋根を下ろしてかがむ体験から始まります。そして出発前に練習するだけあり、想像以上に屋根が下がり圧迫されます。

何が起きるのだろうと思いつつ、船は出発。いってきまーす。

堀川遊覧船の楽しみの1つが「出逢い」。今回はほかに乗船客がいませんでしたが、知らない人と乗り合わせたり、陸にいる人たちに手を振ったり、いろいろな出逢いが生まれます。

お堀

乗船場を出ると、しばらくは松江城のお堀らしい風情のある場所を進みます。水上は少しひんやり。こたつで足元は暖かいですが、上はダウンなど暖かい服装がおすすめです。

島根県丁

しばらく進むと見えてきたのは、島根県庁。元々お殿様がいたところですから、そのままお役所が置かれているのですね。

うべや橋

そうこうしているうちに、最初の屋根下げポイントの「うべや橋」へやってきました。何とこの橋、低いだけでなく幅もありません。

「横をこすりますが、驚かなくていいですよ~」

うべや橋の下

…⁈だんだんと屋根が下がり、暗がりへ。そして予告どおりガリガリという音がします。暗渠(あんきょ)なので、かなり冷気も強く、いろんな意味で「ひえええ」。

でも先には一筋の光が見えます。耐えればそこに希望がある。と何だかわからないことを思っているうちに、無事通過。

京町通り

船はスリルが嘘のように、ビル街へ。そして松江の観光名所、京店商店街にやってきます。船から見ると、とっても町っぽいエリア。

カラコロ工房(画像左)も何だか近代的に見えます。木製の世界から石とコンクリートの世界へ、時代が変わったかのようです。

気を抜くと、また「屋根下げ」橋が登場、橋の数は合計17つ、そのうち4つが「屋根下げ」です。

橋と生活する街、松江橋の数自体は多すぎて、途中でカウント放棄。これに宍道湖(大橋川)もあるのですから、いかに松江は橋が多い街なのか、よくわかります。

連続屋根下げをクリアすると、かなり川幅の広い場所に出ます。屋根下げが多かっただけに、気持ち良さは抜群。

住宅やスーパーが見えますが、風景も美しく、梅雨の時期になると紫陽花など花が美しい場所とのこと。

しばらくすると、船が左折。また川幅が狭くなり、小泉八雲の怪談でおなじみの「普門院」が見えます。ここも屋根下げ。いろいろな意味でちょっと不気味。

17ある橋はすべて雰囲気が違い、屋根の下の雰囲気も違いますが、屋根が下がると上を見る物理的ゆとりがないのが残念。

江戸時代の景色と共存する松江

松江城

そしてやってきました。ついに国宝松江城です!

松江城を一周しているお堀ですが、お城が見えるのはこの場所だけ。よく考えたら防衛のために作られているのですから、そう簡単に見えるわけはないですよね。

お堀

でも現代では、松江歴史館など武家の世界をしっかり堪能できます。

塩見縄手

大手前広場を過ぎ、右手には塩見縄手。ここは江戸時代とほぼ変わらない景色とのこと。

すべてが地続きなので、不思議な感じがします。400年変わらない世界ってあるものなんですね。

カモ

鳥がいっぱい。きれいな白い木!と思ったら、「ふんのデコレーション」とのことでした…(/ω\)

全く警戒もされず。冬場だと渡り鳥のマガモもいるそう。運がよいと白鳥がいたりもします。

新橋

約50分を経て、最初に越えた新橋へ。スリルある橋の下や、伸びやかな景色、街を行くみなさん、そして船頭さんともここでお別れです。ちょっとさみしいな。

視覚だけでなく、いろいろな体験ができるのが堀川遊覧船の魅力。ぜひこたつ船でほっこりしながら松江城と松江の風景をお楽しみください。