四季折々の姿が美しい国宝松江城。秋は心地よい秋風に青空という行楽日和が魅力の観光地です。
お城をメインに風景を楽しむもよし、紅葉を見ながら城山散歩もよし。お城周りを歩きながら、お堀とお城を眺めるのも一興です。
今回はそんな松江城の紅葉スポットをご紹介します。
大手前広場のなんじゃもんじゃ
正門にあたる大手前入口から城山公園に入ると、大手前階段があります。その階段の手前にあるのが、5月には真っ白な花を咲かせるなんじゃもんじゃの大木。
10月の紅葉のはしりの時期には黄金色に輝きます。
大手前から見ると二の丸付近のモミジも見え、赤と黄色に彩られた松江城の写真を撮ることができます。
この華やかさは秋ならでは!
松江城の紅葉スポット「もみじ谷」
階段を上り、二の丸へと向かう中ごろに「もみじ谷」と呼ばれる場所があります。文字通りモミジの木が並ぶ場所。
この位置からは下から望む松江城を見ることができます。
また、本丸からももみじ谷を見下ろすことができ、天気がよいと遠く鳥取の大山も見られます。
ちょっとした食べ物などを持って、ゆっくりくつろぐのもいいですね。
隠れ紅葉スポット「千鳥橋(御廊下橋)の階段」と南櫓
島根県庁北側にある千鳥橋(御廊下橋)の階段は隠れた紅葉スポットです。
階段の途中には見事なモミジの大木があり、内側から見るとお堀とともに楽しむことができます。
そしてもう一つ、階段を上がってすぐのところにある「南櫓」から見る紅葉もおすすめ。
南櫓は案内板はありますが、何に使われたのかははっきりしない建物。もしかすると、江戸時代から紅葉を楽しむお侍さんもいたのかも?
南櫓のすぐ近くにある洋風の興雲閣と紅葉&黄色の銀杏のコントラストも素敵です。
実は紅葉もきれいな椿谷公園
椿の名所である椿谷公園も、実はとっても紅葉がきれいなところ。11月半ばには燃えるような赤が見られます。
奥に進むと大銀杏も見事。木々に囲まれた公園なので、紅葉のグラデーションがとっても素敵。
ゆっくり紅葉を味わいたいというタイプにはおすすめのエリアです!
傾向として、黄色に色づく木や桜などの紅葉は早めで、遠目に見て美しいのがこの時期。
やや遅れて、秋が深まるとモミジが赤く色づいてきます。気温や天候に合わせて紅葉を楽しんでくださいね。
秋の訪れを告げる菊花展も見逃せない!
紅葉にはまだ早いかな?という10月下旬から例年開催されるのが、松江城菊花展。
菊好きのみなさんが工夫を凝らして育てた菊が、松江城大手前馬溜にずらりと勢ぞろい。
真っ先に目を引くのは「出雲富士」。伯耆富士とも呼ばれる鳥取県大山のことですが、松江では出雲富士と呼ぶこともあります。
正統派もずらり並ぶとボリュームが見事!
松江城の紅葉は時期や場所により、いろいろな楽しみ方ができるのが魅力。自然の現象だけに思った通りには行かない代わりに、意外な出逢いがあることも。
松江城内にある観光案内所には「松江城周辺ウォーキングマップ」も置かれているので、参考にしてみてくださいね。
- 本丸開放時間:7:00~19:30(4/1~9/30)、8:30~17:00(10/1~3/31)
- 入場料:無料(天守閣登閣は有料)
- アクセス:JR松江駅よりぐるっと松江レイクラインバス「国宝松江城(大手前)」下車
- Web:https://www.matsue-castle.jp/