暑い夏、この気温を乗り切れるのだろうかと思う反面、夜のおでかけ気分が上がっていく季節でもあります。
シックにお酒を飲んだり、ディナーを楽しんだりという大人な夜も素敵ですが、旅先の街をブラブラ歩いて楽しむのはどうでしょう。
そんなときにぴったりなイベントが「まつえ土曜夜市」。月に一度開催され、町のお祭り気分に浸ることができるんです。
復活した昭和の土曜夜市
土曜夜市が開催されるのは、白潟本町商店街と天神町商店街の北側。
JR松江駅北口前の通りから、松江大橋を結ぶエリアで観光では必ずといっていいほど通る場所です。
しかし、松江市内のメイン商店街であるこの場所は、昼間はとっても静かなところ。
全国各地でシャッター商店街が問題になっていますが、昭和の時代にとってもにぎわっていた白潟本町商店街や天神町商店街も、同じように衰退してしまったのです。
しかし!そんなところで諦めないのが松江市民?!
活気を取り戻そうと、昭和の頃に賑わっていた土曜夜市が復活。多くの露店などが立ち並ぶ活気あふれる夜が戻ってきたのです。
露店でしかみかけない射的、ヨーヨーやお菓子、子供たちの声、偶然出くわした再会を喜ぶ声などは全国どこでも同じ。
知らない町に行き、観光名所を見るのも楽しいですが、こういう地元感満載のイベントに紛れるのは、何だかとっても気分が上がるもの。
観光地でのディナーが「屋台のたこ焼きと焼きそば」なんて、何だか素敵な思い出になりそう。
土曜夜市で楽しむ松江らしさ
せっかくの土曜夜市、どうせなら松江らしさも楽しみたいもの。
その1つが「宍道湖七珍つり」。七珍とは宍道湖で味わえる7種の珍味のこと。その7種を木材にして金魚すくいのように楽しめるのが宍道湖七珍つりです。
松江といえばお茶も有名。お茶屋さんの屋台もあり、抹茶ドリンクを楽しむことができます。
抹茶レモンサイダーは酸味&苦みが暑い日にぴったり。ドリンクを飲みながら、ウロウロできるのも土曜夜市ならでは。
ご当地野菜やくだもの、お菓子も魅かれますね。
松江市の秋のイベント、鼕(どう)行列の鼕を叩いているところも!
夜間営業のお店も楽しみの1つ
ショッピングモールなどとは違い、夜には閉まることが多い個人商店ですが、土曜夜市の夜は開いています。
普段だとわざわざ入るのはハードルが高いかなというお店も、お祭り気分でさらっと入ってしまえるのも夜市の魅力です。
商店街であるだけに駐車場も多く、飲食や休憩スペースもあちこちにあります。ちょっと休憩が簡単にできるのも嬉しいですね。
また白潟本町商店街と北天神町商店街をつなぐ交差点の角には「STICビル」という市民活動センターがあり、広々とした空間でくつろいだり、トイレを利用できます。
地元の人に親しまれているイベントに参加すると、町への愛情が一段と深くなり、より温かみのある思い出が生まれることも。
素敵な出会いをたくさん持ち帰ってくださいね。
- 開催時間:15:00~21:00
- アクセス:JR松江駅からぐるっと松江レイクラインバス、「大橋南詰」下車
- Web:https://matsukuru.com/doyouyoichi